コミックキャッスルの傷跡

自分にとってのコミックキャッスルというイベントは何であったのか…

サークル対応および混雑対応統括という肩書きは、単なる飾りで終わって
しまった様な気がします。既に、多数のレポートがWeb上にUPされ、
同人総研では舞台の裏側まで赤裸々に語られています。

結局、自分の力不足、見る目の甘さ、仕事との両立の難しさなどなど…
自分が負けたと思う要因は多々あります。

例の件についても、結局は自分の力の無さで負けたとも言えます。見えていた
のに見えない力に負けました。

分かっていたつもりだったのに、全然分かっていなかった自分に腹が立ちました。

そして、当日の閉会後に知った重要情報…自分が声をかけてお願いした
スタッフに、顔向け出来ないと思いました…知らなかったでは済まされ
ないことがあるのです。

でも、成功だったと信じる人もいます。一般参加者やサークル参加者の皆さんは、
ぜひそう思っていただきたいのです。実際、そのために自分の気持ちを押さえて、
当日の参加者のために涙を飲んでがんばってくれたスタッフがいるのですから…

しかし、スタッフの上層部の人間で単に成功して良かったと思える人間がいるの
なら…いや確実にいたのですが…

経営と理念の挟間ってなんでしょう? アマチュア精神で何が悪いのでしょう?
誰がリニューアルしたキャッスルに開催前から迷惑をかけたのでしょう?

今回の一件は、自分に対する戒めとして強く心に刻んでおきたいと思います。
協力してくれた皆さん、本当にありがとうございました。そして迷惑をかけて
しまった皆さん、本当に申し訳ありませんでした。

今回をもって、私はコミックキャッスル責任者を辞めます。責任を全うするなら、
今後も続けるべきだとの意見もあるかもしれませんが、1日3回以上の「ありえ
ない!」にはもう耐えられませんし、他にこうした地位を欲しがっているスタッフ
もいますので、きっとすぐにそのスタッフが次回に向けた動きを、私などの動きと
は比べモノにならない形で見せてくれることでしょう。

とりあえず、自分の足下をもう一度見直したいと思います。